悶絶の歯根膜炎

ある夏、突然、私を襲った歯根膜炎。発症から全快までの壮絶な2カ月間の記録です。歯根膜炎に悩むすべての方に捧げます。どうぞお大事に!

【49日目】飛行機に乗れるまでに回復

 ようやくアメリカに辿り着きました。本当に「ようやく」という感じです。
 気圧変化による歯痛を避けるべく(飛行機の離着陸時には、急激に空気圧が変わるので、患部の中の空気が膨らんだり、縮んだりする。→そのため、患部の神経が刺激され痛みが起こる)、痛み止めのロキソニンを通常量の倍飲んで飛行機に搭乗しました。結果として、激痛に襲われることもなく、無事アメリカに到着。

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 けれども着陸時には、激痛とはいわないまでも、患部に重苦しい違和感が漂いました。空気は下に行くほど重くなるそうなので、今思えば道理にかなっています。が、そんな理屈にうなづいている余裕など毛ほどもなかった私は、違和感をおぼえた瞬間、慌ててポケットからもう1錠、ロキソニンを取り出し、飲み込みました。

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【55日目】さらばロキソニン(痛み止め)!

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  今日、私は久しぶりに、痛み止めを口にすることなく1日を送りました。アメリカから成田に向かう飛行機の内で痛み止めで飲んでから、苦節55日。思い起こせば、およそ2カ月もの間、痛み止め(主にロキソニン)を服用し続けたことになります。歯根膜炎の長いトンネルを抜けると、猛暑だった」って感じでしょうか。気がつけば、季節がひとつ変わっていました。泣ける……。

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【62日目】戦い終わって、夏が来た

 歯根膜炎との長く苦しく痛い戦いも、ようやく終焉を迎えたようです。
 はじめて奥歯に違和感を覚えてから2カ月。痛み止めに続いて、抗生物質クラリス)の服用も終了しました。もしも、抜歯後1カ月のこの時点になっても痛みがおさまらない場合は、骨髄炎を疑わざるをえなかったのですが、幸い(って、もう不幸続きで、「幸い」もへちまもないのですが)、それは避けることができました。

 それにしても、歯根膜炎、しつこかったです。一時は、よせばいいのに骨髄炎の手術を想像したりして、本当に怖かった。

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【余談】〈親しらず抜歯〉の怖い話

 ヤナギダ、歯根膜炎に倒れる!
 そんな噂を耳にした旧友から、国際電話がかかってきました。
「いやぁ、災難だったねぇ」
「いやいや、それがさぁ」
 とりとめのない会話の後で、彼女は、
「だけど、私も昔、歯医者にはえらい目にあったのよ」
 と、体験談を話し始めました。それは、〈親しらずの抜歯〉にまつわるものでした。

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【後日談】ウッソー!

 このところ、どうも左下奥歯の感じがよろしくない。物を食べると痛むし、何も食べていなくても、しばしば歯の底がジンジンするのです。
 この歯は、歯根膜炎との闘いの最中にも気になっていたので、その際、日本の歯科医に診てもらっています。その時の診断は、
「患部のある右側をかばい、左でばかり食べているから負担がかかっている。しばらく様子を見ましょう」
 といった内容でした(『悶絶の歯根膜炎【19日目】根管治療』参照)。
 だけど、あれからかれこれ2カ月。「しばらく」といえる期間は過ぎたと思い、私は、今度は、アメリカの歯科医の門を叩きました。

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