歯根膜炎との長く苦しく痛い戦いも、ようやく終焉を迎えたようです。
はじめて奥歯に違和感を覚えてから2カ月。痛み止めに続いて、抗生物質(クラリス)の服用も終了しました。もしも、抜歯後1カ月のこの時点になっても痛みがおさまらない場合は、骨髄炎を疑わざるをえなかったのですが、幸い(って、もう不幸続きで、「幸い」もへちまもないのですが)、それは避けることができました。
それにしても、歯根膜炎、しつこかったです。一時は、よせばいいのに骨髄炎の手術を想像したりして、本当に怖かった。
しかし、終盤戦の1週間は、症状が手に取るように改善しているのがわかりました。まず、痛み止め(ロキソニン)を飲まなくてもすむようになり、37度少しあった熱も平常体温に戻りました。さらに気がつくと、氷枕を抱えずに居眠りしている自分がいたし、抜歯した後の大穴も、美しい桃色とは言えないまでも、灰色から肌色に近づいてきました。今週は、2カ月ぶりに車の運転をしたりして、「寝床と歯科医だけの世界」から行動範囲がそろりそろりと広がってきています。
そうそう、患部のある(あった)右側の顎で、久しぶり、本当に久しぶりに物も食べたんですよ。といっても、完熟のマンゴを細かく切ったもので、離乳食みたいなものですが。
現在、歯痛でお悩みの方のために、本日は少し食べ物の話を。
柔らかくて栄養もあり、とても助かったのはやはりお豆腐です。そのお友だちの高野豆腐もお勧めです。また、ヨーグルトにもお世話になっています。肉料理ではハンバーグ、魚類ではウナギが良いです。ただ、なんといっても感謝なのが、野菜ジュースのV8。生野菜はかたくて食べられないけれど、V8のおかげで救われました。
案外知られていないのですが、アメリカ西海岸はアワビがおいしく、しかもリーゾナブルな値段です。戦い終わって夏が来て、アワビの季節を迎えた私ですが、この夏はアワビをあきらめて、「V8の夏」といたしましょう。
【歯根膜炎に関する参考サイト】
→歯チャンネル88「歯根膜炎と思われる症状だったのに抜髄、しかもまだ疼きます」
→歯根膜炎《河田歯科医院》(歯根膜炎について図解しています。ただし、私が通院した歯科医ではありません。)
【その他の参考サイト】
→おくすり110番「ロキソニン・腫れや痛みをやわらげ、熱を下げるお薬です」
→たかはし歯科医院(骨髄炎について詳しく書かれています。ただし、私が通院した歯科医ではありません。)