悶絶の歯根膜炎

ある夏、突然、私を襲った歯根膜炎。発症から全快までの壮絶な2カ月間の記録です。歯根膜炎に悩むすべての方に捧げます。どうぞお大事に!

【10日目】抜髄(神経を抜く)

不安の一夜がどうにか明け、早朝、歯科医に駆け込みました。
 先生は、
「もう、こうなったら抜髄しかないね」
 と診断。
 抜髄とは、「歯髄(歯の神経)を抜く」ということです。

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 疲労、気圧変化、それに過度の飲酒と、確かに、良くない条件は重なりましたが、ここまできたら致し方ありません。私は、先生の診断に大きくうなずきました。
 急患だったので、先生は忙しく、助手の方が抜髄治療にあたりました。
 麻酔注射、そして、かぶせ物や、その下に埋めてあったセメントを取った後、神経を抜きます。覚悟もできていたし、痛くもなかったのですが、やはり、歯科器具から響くグィーングィーンという音を聞くのは、気持ちの良いものではありません。

 約1時間で抜髄終了。

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 助手の方は、抜いた神経の後(空洞になった管=細くて深い穴)に、完全に神経を殺すための薬を入れ、その上に、仮のセメントを埋めました。

「この薬がしっかり効くのに、1週間ほどかかりますから、その後に予約を取ってください」

 助手の方からそう伝えられた私は、麻酔注射でボヨンボヨンとした感触の口で、

「ハイ」
 と、明るく答えました。

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 もちろん、神経を抜かざるをえなかったのは残念でしたが、
「鳥肌が立つような違和感や、電光石火の激痛に、もう悩まされることはないのだ」
 と思うと、私はいっそ、さっぱりとすがすがしい気分になっていました。 

shikonmakuen.hatenadiary.com

 【歯根膜炎に関する参考サイト】

教えてgoo!「通院8カ月目です(歯根膜炎)」

YAHOO! ヘルスケア「歯根膜炎/根尖性歯周炎」

歯チャンネル88「歯根膜炎と思われる症状だったのに抜髄、しかもまだ疼きます」

歯根膜炎《河田歯科医院》(歯根膜炎について図解しています。ただし、私が通院した歯科医ではありません。)

 

【その他の参考サイト】

東京・エド日本橋歯科(抜髄について書かれています。ただし、私が通院した歯科ではありません。)